よりもホップのキャラクターをより押し出す為、ドライホップを行いました。

そしてカラメルモルトのキャラクターだけを主眼にしたスタイルだと「アメリカっぽくはないなぁ…」と、多少偏見めいた見方もなかったと言えばウソになりますが、ひとまずその方向でレシピを組むことにしました。

ビアスタイルにも流行り廃りがあるように、ホップの世界も毎年新種が登録されるものの一方で、すぐに消えてしまう運命のものもあって、時間の移り変わりの速さを感じることの一つでもあります。

今回は “アメリカン” の名の通りにアメリカ産ホップにこだわり、ビタリン

グ＆アロマホップとしてシムコーを使用、ドライホップ時にはアマリロを使用することで、ラガーらしい苦みと シトラシー な 香りをまとわせることが出来ました。

ただ、いわゆるIPA系のホッピーなイメージとは違ってカラメルモルトの甘みの後に、ホップの苦みとラガーらしいキレの良さを感じることのできる秋冬向けの仕上がりになったと思います。

“アメリカン” を意識してはみたものの、出来上がってみればバランスの取れた形に落ち着いたのでは？と（多少造った欲目もありながら）思います。

秋の夜長に是非味わっていただきたいビールです。